アマゾンスポンサー広告 基本設計パターン

アマゾンスポンサー広告 基本設計パターン
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アマゾンのスポンサード広告は、非常に強力なマーケティングチャネルとして発展してきており、最近ではスポンサーディスプレイ広告がアマゾン内部だけではなく、アマゾン外部でも表示がされるようにるなど、日々進化し続けています。 

Amazon PPC広告を活用すれば、セラーやベンダーは、検索結果ページのトップに自社製品を表示させ、ユーザーに購入を促すことができます。

しかしながら、Amazon スポンサー広告を展開しているベンダー、セラーの数は、大幅に増加し続けており、しっかりとした戦略なしでは、広告目標の達成が難しくなってきています。

当社㈱ Picaro.aiが提供しているアマゾンジャパンのアカウント運用代行サービスでは、いくつかの広告設計のパターンの中からクライアント様に合った広告パターンを提供しています。当社代表の下平は、国内トップの大手広告代理店のアドバイザーなども務めていますが、このパターンはそれらの広告代理店でも採用されているものとなります。

今回のブログでは、当社が行うアマゾンスポンサー広告の基本的な構成要素、についてお話させていただきます。この設計は、初心者でも、上級者でも基本全て一緒です。

当社の広告設計の方法は、商品数が多くなると非常に工数のかかる設計ではあります。ただし、一度この設計を組み立ててしまえば、半永久的にこの型で運用ができる点と、強めたい、弱めたいの判断とアクションが即時にできるという点で優れている設計になります。

AmazonPPCとは何?

まず、アマゾンスポンサー広告とは、買い物客が広告をクリックした際に、広告主がAmazonに手数料を支払う広告モデルで、ペイ・パー・クリック型広告と呼ばれます。

2023年1月時点ではスポンサープロダクト、スポンサーブランド、商品ディスプレイ広告の3種類があります。

スポンサープロダクト広告:

広告主が個々の製品を宣伝できるようにするキーワードターゲティング広告です。

スポンサーブランド広告:

広告内にブランドのカスタム見出し、ブランドロゴ、最大3つの製品を表示させることができ、買い物客を自社のストアページやAmazonのカスタムランディングページに送ることができる広告です。

スポンサーディスプレイ広告:

買い物客を商品詳細ページに誘導する広告。特定の関心を持つ買い物客や、特定の製品を積極的に閲覧している買い物客に対して、関連性のある広告を配信します。

Amazonスポンサー広告はオーガニックランキングアップにも効果があるの?

‍Amazon スポンサー広告の売上は、Google Adwordsとは異なり、オーガニックランキングにも直接影響を与えます。そのため、Amazon PPC広告を介して発生したより多くの売上は、商品の単純なランキングにもプラスの効果をもたらします。この効果は、特に新商品の場合に重要です。

新商品は一般的に販売履歴がなく、パフォーマンスデータがないため、ランキングにマイナスの影響を与えてしまいます。Amazonスポンサー広告は、商品へのトラフィックを誘導し、売上を高めることで、ランキングを上昇させることができます。

よく新商品ローンチの3ヶ月はACoS、Total ACoSは無視して一気に投資をしてくださいと言われます。メーカーとしては先に商品が発生してしまうので怖いですが、これまでの経験上、確かに最初に広告投資を実施したメーカーの方が後から売上が上がり易い傾向にあります。

Amazonスポンサー広告を始める前に、リスティングを最適化する

アマゾンスポンサー広告を始める前に、リスティング/カタログがAmazonSEOに最適化されていることを必ず確認して下さい。Amazon SEOは、キーワードターゲティングを行い、アマゾン広告のクリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)を最適化するための前提条件となります。AmazonのSEOは大きく2段階のプロセスで行われています。(SEOの詳細は、別のブログをご参照ください)

キーワードの最適化:

商品リストのテキスト内に関連するキーワードをすべて含ませます。広告はこの特定のキーワードをベースに表示されるため、インプレッションを獲得することができます。

リスティング/コンテンツの最適化:

高品質の画像や、魅力的なA+コンテンツ/プレミアムA+コンテンツ、カスタマーレビューが存在していることで、オーガニックランキングだけでなく、CTRやCRを向上させることができます。

㈱Picaro.aiが構築するキャンペーン設計パターン

当社㈱ Picaro.aiでは、広告設計のパターンは全部で5個程度しかありません。アマゾン社員として10年以上広告運用をしてきたメンバー達ですので、過去から数えると数百のパターンでの広告設計をしてきたのですが、全メンバーとも議論し、現時点で最終的に落ち着いたのが5つのパターンとなっています。

今回ご紹介するのは、その中でも最も基本的なパターンの一つで、初心者でも上級者でも使えるものです。

この設計は設計自体は非常に面倒ですが、一度構築してしまえば、どのキャンペーンを強める弱めるが一目で判断でき、入札設定なども非常に簡単ですので、是非一度試してみてください。

picaro.aiでは高度なアマゾン広告運用のノウハウを

現在β版を無料提供中のpicaro.aiでは、今後中級編や上級編など、より高度なアマゾン広告運用のノウハウを提供していく予定ですので、是非今のタイミングでpicaro.aiにご登録ください。